パフォーマンスは上げることも大事だけど、下げないことも同じくらい大事ですというお話です。
食事や睡眠に気をつけているのにどうもパフォーマンスが上がってこない時は、意思決定疲れかもしれません。
意思決定は、人や団体が特定の目標を達成するために、ある状況において複数の代替案から、最善の解を求めようとする人間の認知的行為である。ウィキペディア
簡単に言うと意思決定というのは、選んで決定することです。
この選んで決定するということが、意外と脳の体力を使っています。
しかも、脳が楽に設定できる体力が1日に決まっているので、体力を超えて決定し続けると脳が疲れ、パフォーマンスが下がるという仕組みなのです。
かの有名なスティーブ・ジョブズが、毎日服を選ぶという行為をせずに、毎日同じ服装なのは有名な話です。
朝起きて、顔を洗って、葉を磨いて、服を着替えて、朝ごはんを食べて、出発する。
一見当たり前のようにやっているこのようなことでも、意思決定をしているのです。
朝の身支度を少し紐解いてみます。
朝起きて
ここは、今日は朝起きようかな、どうしようかなと悩むところではないと思うので、意思決定をする力は、ほとんど使っていないと言えるでしょう。
歯を磨いて
特に意思決定はしてなさそうですね。
気分によって歯磨き粉を変えているという場合であれば、どの歯磨き粉で歯を磨こうかという意思徹底の力を使っています。
服を着替えて
どんな服を着ようかとかなりの意思決定の力を使うことになります。
朝ご飯を食べて
毎日食べるものが決まっていればいいですが、そんなこともないでしょう。
パンとご飯どっちにしようかな。
パンに塗るのはジャガバターか。
コーヒーに砂糖は入れるか入れないか。
そんなささいなことで行けてパワーを消費してきています。
出発
出発するだけって思うかもしれませんが、どんな靴を履いて行こうか、天気予報を見たら曇りマークなので折り畳み傘を持って行こうか行くまいか。
お茶を持って行こうか行くまいか。
こういうところでも、いくつもの意思決定をしているんです。
朝起きて、出発するまでにだけでも、多くの意思徹底力を使うということをお分かりいただけたと思います。
意思決定疲れをせずに、パフォーマンスを下げない生活の送り方
それでは、意思決定疲れをせずに、パフォーマンスを下げないようにするにはどうしたらいいかを解説していきます。
結論からいうと、あらかじめ決めておく、もしくは決めないということになります。
詳しく説明します。
毎日着る服を絞る

ジョブズではありませんが、クローゼットに同じ服が並んでいると、どんな服をとっても同じなので、もはやどの服にしようかという意識ではなくなります。
ここまでいくと極端ですが、それと同じような考え方でいくと、クローゼットに置いておく服を減らすということが効果的です。
服を減らすのは、男性は行けますが、女性はちょっと難しいかもしれませんね。
要するに、絞るということです。
何を着て行こうか、何を食べようか、どっちの店行こうか、という事は結構楽しかったりもします。
まずはパフォーマンスを下げないというところに焦点は出ましょう。
毎日食べるものを絞る
食べるものを選ぶ意思決定は、どうしても絞るわけにはいかないでしょう。
本当にそうでしょうか?
そんなこともないです。
僕の場合は、朝は完全無欠コーヒー(バターコーヒー)って決まっていて、ここで意思決定の力を使うことはありません。
昼ごはんは、そんなにしっかりと食べないので、筋トレしたときにプロテインを摂取するか、簡単に炭水化物を白米で取るかくらいです。
少し意思決定の力を使っていそうです。
夜ご飯はヨシケイさんにお任せしています。
- 今日の晩御飯を何にしようか
- どこのスーパーに買い物に行こうか
- どの食材を選ぼうか
こういった意思決定を外注している形です。
食費がかさばるという意見もあるでしょうが、ヨシケイを使った場合、家族4人で1か月で5万円いかないくらいです。
買い物に行く時間や、何を食べようかを考える意思決定パワーと比較すると、自炊するのとそんなに変わらないというかは、むしろ栄養調整をしてくれるので十分助かっています。
今日何をしようかな問題
個人事業主、フリーランスですと、今日は何をしようかな問題が発生します。
ここは、前の日の夜に、何をするかをスケジューリングしておいて睡眠に入ります。
もしくは、意思決定しなくて良いように、1日のスケジュールを組んでおいてマシンのように毎日繰り返すという使います。
僕は、前の日に何をやろうか決めておくというのをやりましたが、考えた通りにいかないことの方が多いので、毎日何をするか決めておいて、何も考えずにマシンのようにこなしていくという方向にシフトしています。
やってみて自分に合う方法を編み出してくださいね。
まとめます。
今回挙げた事例はあくまでも一部です。
自分のことに書き換えると、毎日生活の中で意思決定の力を使わないように絞れることがまだまだあります。
自分で考えて、日中のパフォーマンスを下げずに仕事の効率をアップさせるという生き方を選択してくださいね。
意思決定についての良書はメンタリストDaigoさんの本です。
今回は以上になります。
良い時間をお過ごし下さいませ♪