コロナを機にオレも独立なんて考えているおじさん方も多いでしょう。
「オレは何が何でも独立してやるんだっ!」
と、完全に自分を信じてしまっている状態なら、もう止めようがありません。
が、独立後を考える余裕があるなら、判断材料として読んでおいてください。
本日のポイントです。悩みの解決になれば幸いです。
- 独立後のリアルがわかる
- どれくらい真面目にやればいいかわかる
- どれくらいやれば収入が得られるかわかる
独立後のリアル
独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表した資料がわかりやすいので引用します。
調査対象
調査対象は、2017年の1年間に自営業、フリーランス、個人事業主、クラウドワーカーとして、仕事をして収入を得ていた人です。
雇用されない形で業務を依頼され、かつ自身も人を雇わずに、報酬を得ている者という縛りもあります。
(①農林業の仕事をしている者、②人を雇用している者、③個人商店主は除く)
本調査ではこれらの対象を「独立自営業者」としている。調査期間は、2017年12月15日から12月26日。回収数は8,256件でした。
調査結果によるリアルな実態を先にまとめておきます。
気になる年間の報酬は、60%以上の人が200万円未満。
ただし、仕事の満足度は高い。
おもしろい結果です。お金を取るか満足度を取るかというところです。
●1か月あたりの平均作業日数 ・1か月の平均の作業日数
「7 日以下」の者が全体の 3 分の 1 程度を占めるが、作業日数が 2 週 間を超える者も 50.1%に上る。クラウドワーカーは、2 週間以内の作業日数の者が 7 割程度を占 めており、独立自営業者全体と比べると作業日数は短い傾向にある(図表Ⅱ‐3、16)。

えっ!?じゃないですか?
月の労働時間は7日間に満たない人が1/3を占めてるんですよ。
真面目に週5で働いている人からしたら、驚愕ですよね。。
いや、これ、真面目に独立して仕事してる僕からしても驚愕です。
独立自営業者として一緒にしないでくれ。。って思います。
が、
逆に言うとチャンスとも言えます。
なぜなら、独立してやってますなんて人のほとんどが真面目にやってないってことなんですから。
独立して真面目にやっていったらいけそうな感じしませんか?
●一年間で得た報酬総額
・一年間の報酬総額(税金・社会保険料などを差し引かれる前の額)は、「50 万円未満」が 39.9%に上り、 200 万円未満で全体の6割を超える。なお、専業の者の報酬額は、兼業の者よりも、主たる生計の担い 手の報酬額は、主たる生計の担い手ではない者よりも高い傾向にある。また、クラウドワーカーの報酬 額は、独立自営業者全体と比べると低い傾向にある(図表Ⅱ‐4、5、6、17、18、19)。

作業日数からしてそんなもんでしょう。
むしろ、そんなに収入得られているんだ。
真面目にやりましょう。
月に50万円くらいの報酬はいけますよ。
●独立自営業者の満足度
・「仕事全体」の満足度は高い傾向にある(満足している/ある程度満足しているの合計 68.0%)。 各満足度を見てみると、「働きがい」や「働きやすさ」に対する満足度は高く、それらに比べると 「収入」に関する満足度は、低い傾向が見られる(図表Ⅱ‐30)。
やっぱりお金より幸福度ってことですよね。
雇われて拘束される働き方に疑問を持って独立し、収入は減っても人生の満足度は増すというのは良い傾向です。
●整備・充実を求める保護施策
・独立自営業者およびクラウドワーカー共に、整備・充実を望む保護施策のうち特にニーズが高か った項目は、契約内容や方法に関する事柄やトラブルがあった際の解決機関の整備に関する事柄 であった。ただし、「特に必要な事柄はない」が最も多い回答となっている(図表Ⅱ‐33、36)。
独立する人は自己責任で独立するわけです。
あまり自分で責任を負いすぎるのも問題ありです。
ある程度の責任は負いつつも、セーフティネットとしての行政は活用していきたいところです。
まとめ。真面目にやろうよ。
いや〜
おもしろい結果でしたね。
これが独立後のリアルな実態ですよ。
真面目にやりましょう。いけますから。
特に理由なしだと、週7日以下の労働で年間収入50万円ってのも頷ける。
このままじゃヤバい、とか、もっと仕事したい!という欲があれば成功確率は上がります。
独立とは言うものの、何をやればわからない人はこちら。

物販は、副業としてトライしておくと独立しやすくなりますよ。
商売の基本を身体に叩き込めますし、セーフティネットにもなりますし。
安く仕入れて仕入れたときより高く売る物販ビジネス
商売の基本は、安く買って高く売る。
ただそれだけのことです。
お金を稼ぐために転売をすると言うよりは、
個人でやる商売の基本を学ぶという意味合いが強いです。
仕入れて売るを繰り返していくうちに、
相場観や在庫分量などを数字的にはもちろん、感覚的に体が覚えていく感覚です。
その後、仕入れて売るビジネスから、さらに物販ビジネスを突き詰めるも良し、次に挙げる情報に価値を生み出すビジネスに進むも良しです。
いずれにせよ、ビジネスの基本がわからないままだと、トライしてもものにならない可能性が高いです。
今や誰でも事業主になれる時代です。
ハードルは低く、リスクも皆無に等しいので、トライして欲しいと思います。
