起業したいと思うこと自体が素晴らしいと思います。

実は、脳みその仕組み上、新しいことにチャレンジするっててあんまり思わないもんです。
脳は現状維持を好みます。
そんな中、脳に逆らって新しいことにチャレンジをしようというだけで素晴らしいと僕は思います。
脳みそは現状維持を好むので、新しいチャレンジをしようとしたときに、みかに現状維持がキープできるかを考えます。
つまり、新しいチャレンジをするためのアイデアが湧き出てくるというよりかは、いかにチャレンジしなくて済むかのアイデアが湧き出てくるということです。
- 利用するための情報集め
- 利益が確保できるシミュレーション計算
- 他の優先事項を見つけて後回しにする
そんなことが頭に思い浮かんできて、行動できないことを悩んだりするもんですが、まぁそんなもんです。
脳みそレベルで考えると、当然のことと言えます。
事例を2つ紹介しますね。
事例1.優秀な企業で働く一流ビジネスマン
僕の知り合いである起業家にお話を伺ったことがあります。
その方は、1台で会社を築きあげ、自分が引退するときに息子さんに会社を譲りました。
その息子さんが、起業家の会社にやってきたとき、誰もが羨む一流企業のビジネスマンでした。
もちろん本人自体も優秀なビジネスマンです。
しかし、いざ覚悟を決めて会社を変えたところ、大会社のように仕事がある状態ではなく、どちらかと言えば小企業で、仕事を自分で作っていく状態になったとき、全く行動ができなくなったとのことです。
営業部長だった彼は、パートさんに、
「営業部長なんだから社内にばっかりいずに、どこか行ってくださいよ!」
と、ハッパをかけられていたとのことでした。
この「行動できない問題」は根深く、行動できるようになるまで8年かかったとのことでした。
えー!8年も!って思うかもしれませんが、僕はその状況がよくわかります。
というわけで次の事例は僕自身のことをチョイスしました。
事例2.とにかく起業したがとにかく行動できない日々
他ならぬ僕のことですが、起業したての頃、営業の仕事を始めたのですが、いざ始めてみると全く行動ができない。
メンターに相談にも行きましたが、上の事例1を紹介され、「とにかくやるしかないね。1,000件断られてきたら?」とのことでした。
「1,000件・・・マジすか。。」
自分の体に鞭を打ってというより心に鞭を打って、ときには飛び込みで営業をかけたりもしましたが、完全に修行でした。
飛び込まれた方はごめんなさい。って感じですよね。
その強引に行動した経験があってか、今では行動するということに対してのハードルは皆無に近いです。
まぁ、続けられるかどうかはまた別問題ですが、とにかくはじめの1歩の行動するということに関してはハードルはないです。

とにかく行動できるようになるには
「行動できない問題」はあるものとして、とにかくやってみるということに尽きるということです。
もう1つ行動できるようになる方法があります。
それは、同じような業種で既にやっている人たちの中に飛び込むことであったり、自分自ら行動しなければならない環境に身を置くということです。
有料で実行されている勉強会やコミュニティーに参加したりするのもアリです。
はじめのうちは強制的にSNSや近しい人に宣言するというやり方もありでしょう。

ここまできて、それでもどうも行動できないという場合は、もしかしたら今は違うのかもしれません。
僕の好きな戦略に「撤退」というのがあります。
やっていることを止めるのが好きというのではなく、戦略として撤退するということを常に念頭に置いて行動するという意味です。
[box01title=”目的を達成するために起業以外の道も探る”]
今は本業を頑張ることであったり、自分の目的を達成するために起業以外の道も探ってみるという意味です。副業もありですよね。
[/box01]
とにかく行動してみてわかること
継続できたかどうかは1つのポイントになります。

継続することができた
起業したいと思い、とにかく行動してみて続けることができたならば、そのまま続けていると必ず成果はやってきます。
半年1年と続けていると、自分の経験や知見が溜まってきて、成果が徐々に出てきます。
継続することができなかった
継続できなかったということも1つの大きな気づきです。
続かないことには理由があります。
しかし、継続できなかった理由を深掘りしすぎて次の行動の障害になるといけません。
継続できなかったのは、
- 自分のマインドが不足していたから
- 行動の基準値が低かったから
- 行動するべき理由が明確じゃなかったから
- これぐらいの項目を深掘りする位にしておき、
スピーディーに次のアイデアを実行に移ってください。
数ちゃ当たる戦略でちょっとバカっぽい気もしますが、起業のアイデアなんて星の数ほどあり、星の数ほどの人間が実行しているので、自分に合う合わないというのは数打たないとわからないということもあります。
まずは行動の基準値を上げ、自分が継続できることを見つけるのが、案外、起業で成果を上げるための近道だったりもします。

まとめ
とにかく起業したいという人向けの内容でした。
行動できるかできないかは自分が原因というよりかは、脳みその仕組み上の問題だったりもしますので、悲観することなくとにかく体を動かすことです。
体を動かした後にわかることがあります。
継続できるかできないかというポイントに絞って、できたものを伸ばしていってください。
報酬ベースで考えると、サラリーマンで何年も昇給を待つより、起業して1年に1年頑張る方が何倍も豊かに報酬を得ることができます。
報酬目的じゃないにしろ、自己やりがい、達成感を得るのも企業による行動がなせる技です。
幸福度高い人生を送るためにも、行動するというスキルはぜひ身に付けておいてありません。