2か月で15kg痩せてわかったダイエットの本質のお話です。落ちる体重は個人差ありますが、余分な脂肪はゴソっと落ちます。
平日の日中に、特にデスクワークの仕事をしているような場合には、なかなかコンスタントに運動する時間が取れないと思います。
となると、運動不足で体が鈍るのはもとより、大抵がふっくらし始めたり、ポッコリ腹になったりと、体型が崩れてしまいがちです。
しかし。しかししかし。
一緒にいる家族、同僚やビジネスパートナーからすると、街を歩く時や、カフェで打ち合わせをする時、社外でミーティングをする時など、それはポッチャリした人より、ビシっとした人の方が一緒にいて気持ちが良いわけです。
もちろん仕事があればそれでいいっていう面もありますが、それだけではないということです。
前置きが長くなりましたが、大幅にダイエットを短期間にするとなると、そんなに簡単なことではありません。
僕が実際にヶ月で15キロ減量した時のことを踏まえて、いかにして肉体改造できたのか、今日はお話ししたいと思います。
こんな流れで進めていきます。
- 90キロを目前に、危機感が芽生える
- とにかくランニングを開始する
- 痩せることを目的にしない
- 痩せたその先に
では、順番にいってみましょう。
90キロを目前に、危機感が芽生える
その時、僕は体重が90キロを目前にした状態でした。
もともと身長が183cmメートルなので、体重は重い方なのですが、それでも90キロとなるとだいぶおデブちゃんなわけです。
どれぐらいでも良いかというと、子供たちの前で力士のものまねをするくらいです。
体重計が家になかったので、スーパー銭湯に行った時に体重計に乗ってギョッとしました。
89.6キログラム。
その数字を見て僕はまずギョッとしました。
「もうすぐ90キロやん。」
その時頭をよぎったのが、このまま太り続けると死んでしまう。
ということでした。
ここで僕の時間に明らかにスイッチが入りました。
*数字を見て自覚する。
体重を測る機会はそんなにありません。
家に体重計を設置したり、スーパー銭湯に行ったり、体重計に乗ることで初めて数字が目に飛び込んでくるので、まずは体重計をゲットするのをお勧めします。
今は、スマホで自動連携してくれる体重計が安く買えるので、投資だと思って購入して、記録をつけましょう。
記録をつけると、モチベーションも保たれますよ。
とにかくランニングを開始する
これまでの経験上、痩せようと思って走っても続かないのはわかっていました。
それで僕が取った戦略を紹介します。
その時ちょうど、生活の中での自分のパフォーマンスをあげたいと思っていたので、パフォーマンスを上げるための肉体と精神を作るというのを第一の目標にしました。
健全な肉体に健全な精神が宿る。
これを標語にして、ランニングを始めました。
ランニングの大目標
1日1時間ランニングする。
これにはちょっとした意味があります。
実はランニングって結構退屈なんですよね。
この退屈な1時間ランニングを、毎日続けられるということは、物事を継続する上で、屈強な精神力が養われるだろう。
という仮説の下、1日1時間のランニングを大目標に設定しました。
といっても、道のり1日1時間走るのは、普段運動していなければ不可能でしょう。
なので、ベイビーステップで目標達成していくことにしました。
*ベイビーステップとは、あえて達成可能な目標を目の前に置いて、少しずつ大目標に近づいていくという目標達成の手法です。
まず、1日20分外に出る。
ここから始めました。
これができるようになると、1日30分走る。
1日40分走る。
いちど、1日1時間走ってみる。
1日1時間ランニングを続ける。
こんな感じでステップアップしていくことができますか。
この辺まで来ると、ランニングをすること自体が、ライフワークになっています。
完全に習慣化されました。
雨が降ろうが、寒かろうが、ライフワークなので、走りに行かないという発想がそもそも無くなっているのです。
痩せること、ダイエットを目的にしない
重要なことなのでもう一度言います。
痩せるときに、痩せること、ダイエットを目的にしないことです。
大多数の人が失敗しているポイントがここだと思います。
自分は大丈夫と思わずに、ここはひとつ自分も大多数の中の1人だと思い、みんなとは違う行動をとりましょう。
痩せるということ以上の視点を持ってください。
僕は、自分のパフォーマンスを上げるということを目標に起きました。
走りながら考えていた事は、ランニングをライフワークにするということでした。
ランニングを開始したとき、痩せるといったことや、減量する、健康のためにといったことは考えてはいませんでした。
あくまでも体重が減ったというのは、日中のパフォーマンスを上げることであったり、ランニングをライフワークにして人生をエンジョイするということに対する付加価値のようなものでした。
痩せるということよりも、視野を高く持ち、高く持った視野からのアプローチが、ダイエットの成功だったと、今、強く思います。
ランニングは外見から入る
まずやることは、ランニングシューズを買いましょう。
近くに、陸上競技の店があれば立ち寄ってください。
スタッフさんはランニングについても非常に詳しいです。
自分の足に合ったランニングシューズを調達してください。
僕は長年、27.5cmがぴったりだと思ってランニングシューズをチョイスしていましたが、走ると足が痛くなるんです。
陸上競技の店に入ってスタッフさんと話をしていると、走っている最中に足がむくみ、伸びるので、ジャストサイズよりも1.0cmから1.5cm大きめのサイズを購入するとの事でした。
完全に目から鱗が落ちました。
その後、27.5cmのところ29cmの靴を買って履いていますが、まさにこれがぴったりなのです。
足が痛くなることがありません。
サイズに関しては、個人差がありますのでぜひお近くのショップへお立ち寄りください。
もし、近くにお店がなかったり、どうしてもネットで買いたいという場合は、僕が使っているシューズを載せております。
普段外バキで履いているスニーカーよりも、1cmないし1.5cm増でサイズをチョイスしてくださいね。
Nikeのズームフライフライネットです。
今、すでに2足目です。
*カラーによってはセールになっているカラーもありますので、調べてみてくださいね。
「厚さは早さだ」のキャッチコピーで最近人気のこのシューズです。
厚底に関しては実際に走って見られるとその効果がすぐわかると思います。
僕がお勧めするポイントは、脱ぎ履きが簡単ということです。
ニットと名前がついている通り、シューズの表面がニット地になっていて、伸びます。
なので伸縮するので、一度ヒモを結んだとしても、簡単に脱いだり履いたりができるのです。
走りに行くにあたり、すぐに履いて走りに行けるのと、靴に足を入れて靴ひもを結んで走りに行くのとでは、実は大きな違いなのです。
走りはじめの頃、走りに行くのが億劫な時は、この靴ひもを結ぶ行為が走りに行くのをやめる理由になりかねないのです。
靴ひもを結ぶのがめんどくさいから走るのやめようかな。
こんな考えが頭によぎることになります。
なので脱ぎ履きが簡単というのは実は結構重要だったりします。
ランニングをエンジョイする
ランニングを続ける中で、とても参考になった本が3冊あります。
この本のおかげでランニングをエンジョイすることができました。
1つは、村上春樹さんの「シドニー」という本です。
シドニーオリンピックのマラソン競技に、村上春樹さんがリアルに描写されているところが秀逸です。
2つ目は、同じく村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」です。
実はランニングを始めるまでに、村上春樹さんの書籍を読んだことがなかったのですが、この2冊はランニングを始めてから読み、とても感銘を受けました。
3冊目は、マラソン界で有名な小出監督のランニング本です。
小出監督ならではのランニングメソッドについて書かれているのですが、
僕がこの中で特に共感したのは、走ると飯がうまい。
ここです。
いや、ほんとそうなんです。
ランニングスタートのご飯てめちゃくちゃおいしいんです。
生きることの幸せを感じるレベルです。
幸せというものをひしひしと毎日感じながら走り、ご飯を食べていました。
ダイエットに成功して痩せたその先に
1日1時間走れば、よほど炭水化物を過剰摂取しない限りは、無駄な脂肪がどんどん落ち、がしがしと痩せていきます。
すぐに落ちやすい脂肪がゴソっと落ちた後は、後は、もう太りたいという風には思わないはずです。
そこからは自分の感情に素直にやりたいことをやればいいのかなと思います。
僕は、痩せた後に、少しマッチョになりたいと思い、筋トレを始めました。
さらに日中のパフォーマンスを上げるために、「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」という本を教科書に、良質なオイルを取り、炭水化物を取り過ぎず、食事改善を始めました。
もはや、1年前とは別人のような体型になってますし、日中のパフォーマンスも優れたものになっています。
飽きっぽい性格だった僕が、退屈なことにもコツコツと取り組めるようになり、生活改善どころか、人間そのものが改善されています。
痩せるだけではなく、人生そのものレベルでの改善については、また別途、最強の食事メソッドと絡めてまた別途お伝えできればと思います。
本日はお読みいただきありがとうございました。