WEBを活用したサービス民主化時代の個人事業主、中小企業ビジネスの戦い方
デザインの民主化というワードはご存知でしょうか。
2012年創業のオーストラリア発のユニコーン企業「Canva」によって、絵心のない我々一般人でも、簡単にプロフェッショナルなデザインを制作できるようになりました。
Canvaで3分で作ったロゴ5つ
本当に3分で作りました。
1つ3分じゃなくて、5つで3分です。
3分かかってないかも!?
絵心がなくてもサラッとできます。





もちろんロゴだけじゃなく、リーフレット、スライド、バナーから、
Instagram、YouTubeなんかのSNSにも対応しています。
そんな中、民主化されているのはデザインだけじゃない
このほかにも、フリマアプリ、Amazonなどによって誰でも物の売買が簡単にできるようになり、ビジネスの民主化が浸透しました。
WEB会計サービスのfreeeやマネーフォワードを使うと、創業時の資料作成から会計業務の仕分け、確定申告までほぼ自動でできます。
事業者としてスタートラインに立つハードルはほぼ無くなったといえます。
システム開発に関しても、自社開発すると最低数百万円はかかりそうなシステムが、0円から使うことができる状況です。
メディアに関しても民主化が進んでいます。YouTubeやSNSを使って日本全国多数のユーザにアプローチすることが可能な時代です。
個人で安易に手が届かなかった分野の民主化が進む中、こうしたWEBサービス同士を組み合わせると、コストを抑えながらビジネスを拡大することが可能です。
私が直近でセットしたケースをご紹介すると、月々1万円未満のランニングコストで、集客から販売、アフターフォローまで含めて、人を介することなく全てWEB上のシステムで自動化して、毎月利益を積み上げていっています。
ただし、事業主、中小企業的な戦い方にはなりますが、民主化されたサービスを使うときに注意点があります。
ウェブサービスの仕様に自分の仕事を寄せていく点です。
独自性を出そうとすればするほど、デザインがおかしくなり、システムはコストが跳ね上がります。
独自性を出さないということではなく、餅は餅屋的な思考で、プロ(ウェブサービス)に任せるところは任せるのです。
独自の差別化は別で見せていくのが、個人事業主、中小企業的なビジネスの戦い方になってきているのを強く実感します。
起業のハードルが下がっている状況をどう見るのか?
今後、これまで起業のハードルが高いが故に、参入できていなかった意欲の高い人たちが参戦していきます。
これから起業しようと言う人は、既存のシステムや、サービスを使いこなして、ほとんど初期費用をかけることなくさらっと起業してきます。
簡単に起業できる分、簡単に辞める人も多いでしょうが、確実に何%かの起業家が残ってきます。
つまり、ライバルが増えると言うことです。
その時に、今までと同じように膨大なコストをかけて、システム開発や、ウェブ上で立ち回るのは分が悪いです。
せっかく、フットワーク軽く舵取りできる状況にあるので、システム開発やウェブ上での立ち回りにかけるコストを削減し、他のところに資金を投入していく必要があります。
表層的に言えるのはこれくらいです。何かヒントになれば幸いです。